カトリック教会の修道女で修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。貧しい人を助け、愛の実践のモデルといわれる。

私は生前
これを読む皆さまのようにね
多少恵まれている方よりは
もっと苦しい生活をしている方
心が孤独な方
愛に恵まれていない方
病気を持つ方
住む所のない方
そんな方々を少しでも楽にしたり
幸せになるように導くお手伝いをしていました
それは神さまがね
ある日私に
そのように生きなさいと言われたからです
その神さまというのはもちろんね
今あなた方に毎日こうして
お話をして下さっている方々のことですよ

私はイエスさまに導かれて生きました
このギンチクさんのように
私の心にもイエスさまがね
愛のご指導をして下さり
私はそれに基づいて
この身を捧げて生きました
その行いで様々な賞をいただいたりしましたが
私のしてきたことはね
愛というものを授かった人として
当たり前のことなのです
私は何の努力もせず
ただ与えられた愛を使って生きました
心の中から湧き上がる
天からの恵みをね
多くの方と分かち合って
皆で共に同じだけの愛を感じ合え
行き渡るようにと
それだけを願って生きました

人は一人一人ね
それぞれ性質や個性があり
中には愛を思い出しにくい方もいらっしゃいます
路上で寝泊りしてね
誰にも愛されずにいると思い
生きているような方もね
実は天からは愛されているのです
私はただ天に代わって
この身を使ってね
天からの思いをその方に伝えただけなのですよ
そしてそれは奇跡や
名誉ある行為などではありません
私たち一人一人
全ての方の中にあるものを使ってね
ただ行動を起こしたということだけなのです

それはね
あなたにも今すぐできることでね
何の努力も要りません
ただあなた自身が天の光を受け止め
天の愛をその体に通し
天の考えの元に行動する
そのようにあなたは
天に造られたのだということを理解したならね
ただシンプルに
そのように生きるということ
それだけなのです
私は早くから自分の中に
その思いが芽生えるのを
抑えることができませんでした
最早自分というものを感じられない程に
私は天と同化していました
私たちは一人一人皆
天と同じ愛の思いの中で聖なる行動ができる
地球上でただ一つの生物の種であることをね
皆さまも自覚せねばなりません

人々は愛に生きたいと
自分でも何か人の役に立ちたいと望みながらね
家に帰れば家族と喧嘩したり
親といがみ合ったりしてね
今、自分が感じていた思いを
すぐに忘れてしまいます
私たちは自分の周りにいる誰のこともね
「愛さねばならない」のではなく
「愛することができる」力を持つ
愛という力を持っているのです
それを皆さんは
すぐに忘れてしまいがちなのです
まずは自分の周りの方々にね
愛というあなたの最大の特性を
使ってみて下さい

優しい心
それは天からの授かりものです
人は皆
天の神々と同じ
優しい心でできています
あなたがもし天と繋がり
天の御意志の元で生きたいと考えるなら
既にあなたの中を貫く一条の光が
それに応えてくれていることを
思い出して下さい
私たちは皆
愛という天の力でこそ
生かされていることを
そして、その目的とは
お互いを愛の結びつきでしっかりと支え合い
心を潤し合い
足りないものを補い合って
ただ共に喜び合うこと
そのように私たちは皆
誰もが生きる権利を持っているのです
そのことを思い出してね
あなたの中の愛に目覚めて
今日、今たった一つでもいいのです
愛という思いを
行動に置き換えてみて下さい
その時あなたは何をしますか？

マザー・テレサからの伝言
– 心臓から出た言葉たち

2020年7月22日 啓示
（一部掲載）