日本の人々よ
あなた方は今
自らの住う国
日本を愛してはいるのか？
私は愛した
死ぬまで愛し続け
そして世界へと
その素晴らしい精神を現したいと
思っておりました
皆さんの中にある
日本の持つ血潮
それを今一度感じてみてほしいと
私は切に願う
あなた方は天にこそ選ばれ
また自らこの国を選び
自らの意思で生まれ来て
ここにあるのです
日本のために一人一人の民が
個々に力を出し合って
日本を変え
輝かせ
世界中の手本となるべき時が
今こそここに来ているのだ
私が夢にまで見た
日本こそが
世界政府を設立する筆頭となる時が
もう間近に来ているのです
あなた方に
それを肌で感じてほしい
いつの時代も災害や疫病が蔓延した
私たちの時も
日照りが続き作物も穫れず
餓死するような人々もいた
それはこの大地
皆さんを養う自然の思意
この天の中で光輝く青い星
私はそれを天から見て
自らのあった星に涙しました
その美しさ
そして愛に
希望にです
日本の民の皆さん
私の声が届いているだろうか
この映えある精神の上にこそ
造られた島国
その力の強さを思い出し
先進国家の一員として
世界にこそこの日本を知らしめ
愛という
我々の時代には
手にできなかったものを使い
今こそ世界を治めて下さい
平和の名の元に
そして
低い精神の象徴である争いとは
永遠に手を切って
この地上を喜びで満たす計画に
加担して下さい
私も構想はあった
だが心が未熟で達成出来なかった
昔も今も
日本は同じように荒れてはいるが
人々はもう刃を手にしてはおらんのです
全ての人類に
戦いを放棄させることができるのは
それをいち早く選んだ
この国だけなのです
血を流す時代は終わったのだ
これからは真の意味で
建設という文字が
形作られていかねばならないのです
私の訴えようとしていることがわかるかね？
あなた方の中にある穏やかな心
それを思い出し
世界へと差し出し
手本となって下さい
長く続いた不幸も終焉を迎えている
それを手にするのは全て
あなた方の心一つなのだ
心を希望へと向け
慈愛へと向け
平和へと向け
民が一丸となり
この日本を変えてほしい
個人の利益ではなく
民衆全体の幸福を民衆自身が望み
自らの力を結集して叶えてほしいのです
人事のように
不幸の中に浸かって生きる人生から
抜け出すのです
自らそれを望み
ユートピアを手に入れるのです
この日本から世界へと向けて
織田信長からの伝言
– 心臓から出た言葉たち
